ティンダーで外国人による詐欺の被害に遭う方が急増しています。
ティンダーに潜む外国人詐欺師の手口や特徴を知り、被害を防止しましょう。詐欺の防止策や被害に遭った際の対処法も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
ティンダーとは?
ティンダー(Tinder)とは、アメリカの大手企業が運営する190か国40言語に対応した世界最大級の無料マッチングアプリです。GPSを利用して近くの人と気軽に知り合えることから、20代を中心とした若い世代で人気を集めています。
24時間体制でのパトロールをはじめとするセキュリティ対策も行われていますが、危険人物が紛れている現状があります。
ティンダーの外国人詐欺師が使う主な手口
ティンダーに紛れている外国人詐欺師が使う主な手口は、以下の2つです。
- 投資詐欺
- 恋愛詐欺
ティンダーをはじめとしたマッチングアプリに潜む詐欺師は、巧みな話術を使ってターゲットに近づきます。詐欺手口の内容を把握し、危険から身を守るために役立てましょう。
投資詐欺
ティンダーに潜む外国人詐欺師が使う手口の一つが投資詐欺です。
仮想通貨やFXといった資産運用の高配当・高利益を謳ってターゲットに近づき、金銭を騙し取る事例が多く報告されています。
詐欺師は知識の少ない投資初心者をターゲットにし、楽にお金を得られると勧誘してきます。投資が必ず成功する保証はなくリスクを伴うと理解することが必要です。
偽アプリを利用して利益が出ているように見せ、さらなる投資を促すケースにも注意しましょう。
恋愛詐欺
ティンダーに紛れている外国人詐欺師は、恋愛感情を利用してターゲットを騙す手口も用います。ティンダーは世界中で利用されており、外国人との出会いの場としても活用されますが、積極的なコンタクトには警戒が必要です。
詐欺師は魅力的な外国人異性への好意や恋愛感情を利用してターゲットの信用を獲得し、お金を騙し取ります。ティンダーで出会った相手が「二人の将来のためにお金を増やしたい」と言って投資勧誘してくる場合は詐欺を疑いましょう。
ターゲットと信頼関係を築き恋人や婚約者となってから、プレゼントの受取費用と称して金銭を要求するケースにも気を付ける必要があります。
以下の記事では、詐欺師の手口に対する対処法について詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
ティンダーにいる外国人詐欺師の特徴
ティンダーにいる外国人詐欺師の特徴は、以下の5つです。
- プロフィールが魅力的すぎる
- LINEのIDの記載がある
- 投資の話をしてくる
- 年齢が離れている相手にも「いいね」する
- 積極的なアプローチをする
危険人物を見極められるように詐欺師の特徴を確認しましょう。
プロフィールが魅力的すぎる
ティンダーにいる外国人詐欺師の特徴の一つがプロフィールが魅力的すぎる点です。
ティンダーは異性との出会いを求めて利用している方が多いため、詐欺師はプロフィールを魅力的にしてターゲットを集めます。写真が容姿端麗であったり、医者や軍人などの高収入な職業を名乗ったりする相手には警戒が必要です。
詐欺師は、プロフィールにインターネット上で入手した写真を使用している場合が多く、写っている人物が本人ではない可能性もあります。画像検索による不正利用の判断は少しの加工ですり抜けられるため、安易に信用することは危険です。
LINE IDの記載がある
ティンダーにいる外国人詐欺師のプロフィールには、LINE IDが記載されている場合があります。
詐欺師がLINE IDを公開する目的は、運営のパトロールによるアカウント凍結の前に外部でのやり取りに移行することです。ティンダーでのメッセージ交換に必要な身分証明ができていない場合に取られる対策の一つとも考えられます。
日本人を含むアジア圏の人々がユーザーの中心であるLINEを、英語圏の外国人がメインで使うことはほぼありません。
プロフィールにLINE IDを記載することは規約違反です。ティンダーのコミュニティガイドラインでは、個人情報や連絡先を公開しないことが推奨されています。
投資の話をしてくる
ティンダーで投資詐欺を働く外国人の特徴は、マッチング後にお金や投資の話をしてくる点です。
外国人詐欺師は投資で成功したアピールをしてターゲットの興味を誘い、仮想通貨の偽サイトや投資詐欺サイトに誘導します。検索しても出てこない海外のサイトを勧める場合が多いといえます。
ティンダーでお互いの仕事について話す分には問題ありませんが、投資や儲け話をしてくる場合は詐欺を疑いましょう。
年齢が離れている相手にも「いいね」する
ティンダーにいる外国人詐欺師の特徴は、年齢が離れている相手にも「いいね」する点です。
マッチングアプリで交際相手を探す場合、多くのユーザーが同年代のなかから選ぶ傾向があります。年の差がある相手との出会いを求めているユーザーもいますが、あまりにも年齢が離れている場合は警戒が必要です。
詐欺師がITやインターネットに弱く、資金力が潤沢なある程度年齢を重ねた人物をターゲットにしているケースもあります。自身が40代にもかかわらず、10〜20代の相手からコンタクトがある場合は詐欺を疑いましょう。
積極的にアプローチする
ティンダーに潜む外国人詐欺師の特徴の一つが、積極的にアプローチする点です。
詐欺師は、ティンダーで魅力的な外国人異性と出会いたいと考えている相手をターゲットに、理想的な人物を装って親しげに接してきます。ターゲットの恋愛感情を煽ってお金を騙し取ることが目的です。
出会ってから数か月ほどの短期間で結婚をほのめかす相手は、たとえ信頼関係を築けていたとしても詐欺の可能性が高いため慎重になりましょう。
外国の恋愛は熱烈であると思われがちですが、知り合った直後に積極的にアピールしてくることは実際にはほとんどありません。熱烈にアプローチしてくる外国人は、日本人が考えるステレオタイプを装っている可能性が高いといえます。
ティンダーの外国人詐欺師への対策
ティンダーの外国人詐欺師への対策は、以下の3つです。
- 金銭のやり取りをしない
- 外部ツールに移行しない
- 個人情報を教えない
ティンダーは世界中のユーザーと出会えるツールですが、自身の安全を第一に考えて利用する必要があります。外国人詐欺師への対策についての知識を十分に身につけましょう。
金銭のやり取りをしない
ティンダーで外国人による詐欺の被害に遭わないためには、金銭のやり取りをしないことが重要です。
相手が窮地に陥り助けを求めてきたとしても、安易に送金することは控えましょう。恋愛詐欺では関係が壊れることを恐れて要求に応じ被害に遭うケースがありますが、金銭のやり取りが発生する交際は正常ではないと判断すべきです。
ティンダーで出会った相手に投資勧誘された際も詐欺を疑いましょう。金銭を要求された場合は運営に通報し相手にしないことが大切です。
外部ツールに移行しない
ティンダーにいる外国人詐欺師への対策の一つが、外部ツールに移行しないことです。
ティンダーではメッセージ交換に身分証明が必要でやり取りも運営が監視しているため、詐欺師はターゲットを外部ツールへ誘導する傾向があります。
知り合った直後に外部ツールへ移行したがる相手は、詐欺師である可能性が高いといえます。魅力的だと感じる相手であっても、流されずに毅然とした態度で断りましょう。
個人情報を教えない
ティンダーにいる外国人による詐欺被害を避けるためには、個人情報を教えないことが重要です。
ティンダーをはじめとし、インターネット上で知り合った相手に安易に個人情報を教えることは大変危険です。個人情報を話したことをきっかけに、詐欺以外の犯罪に巻き込まれる可能性も高まります。
マッチングアプリに潜む外国人詐欺師は直接会うことを避けるため、個人情報を相手に伝えるのは実際に会ってからでも遅くありません。
相手に誘導されたリンク先で、カード情報や口座番号などを要求された場合も詐欺を警戒してください。
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ティンダーで外国人詐欺師の被害に遭ったら
ティンダーで外国人による詐欺被害に遭った場合の対処法は、以下のとおりです。
- 二次被害に注意する
- 証拠や情報を保存する
- 警察に通報する
- 弁護士に相談する
被害を受けてから可能な限り早く対処することが解決に繋がります。慌てず対応できるように詐欺の対処法を確認しましょう。
二次被害に注意する
ティンダーで外国人詐欺師の被害に遭った際は、二次被害に注意することが大切です。
詐欺師側に個人情報が漏洩すると業者間で売買され、さらなる被害を受ける可能性があります。クレジットカードや銀行口座の情報を知られた場合は、速やかにカード会社や金融機関に連絡を取り利用停止手続きをしてください。
SNSをはじめとして、さまざまなサイトやアプリにログインするパスワードも変更する必要があります。二段階認証を有効化してセキュリティ対策を強化することも大切です。
証拠や情報を保存する
ティンダーで外国人による詐欺被害に遭った際は、速やかに証拠や相手の情報を保存しましょう。
被害回復のために必要な情報は、以下のとおりです。
- 相手とのやり取りのスクリーンショット
- クレジットカードの履歴や口座取引の明細書
- 詐欺投資サイト・アプリの情報
- 相手のアカウント情報
- 通話した場合の録音データ
マッチングアプリやSNSなどを利用した詐欺では、詐欺師に繋がる証拠や情報を少しでも多く収集することが解決に繋がります。
ティンダー運営へ通報するとマッチが解除され詐欺師のアカウントが非表示になるため、情報を保存してから行なってください。
警察に通報する
ティンダーで外国人詐欺師の被害に遭った際の対処法の一つが警察への通報です。通報により警察が捜査し詐欺師が逮捕されれば、被害拡大を防げます。
警察へ通報する場合の留意点は、以下のとおりです。
- 被害状況や犯人の身元がわかる情報を提出する必要がある
- すぐに捜査してくれる保証はない
- 詐欺は民事事件とされ対応してもらえない場合がある
- 返金請求の依頼には対応していない
ティンダー詐欺のなかでも、詐欺師が外国人の場合は身元の特定が難しく、警察が動けない現状も多くなっています。
弁護士に相談する
ティンダーで外国人による詐欺被害に遭った際は、弁護士へ相談しましょう。
弁護士は専門知識に基づき、詐欺被害者それぞれの状況に応じた助言や被害金回収のサポートを行います。詐欺師の銀行口座凍結を申請し、残高を被害金として分配したり名義人の身元を特定したりすることも可能です。
詐欺師との返金交渉や法的手続きは、経験とノウハウのある弁護士への依頼が有効です。弁護士のなかでも詐欺事件に強い事務所を選んで相談することをおすすめします。
無料相談を受け付けている事務所では、返金可能な事案かを判断してもらえる場合もあります。
ティンダー外国人詐欺のご相談は当事務所へ
ティンダーで外国人による詐欺に遭った場合は、当事務所までご相談ください。
詐欺事件は被害から返金手続きの時間が短いほど解決に繋がりやすい傾向があります。当事務所では、経験と実績のある弁護士による迅速な対処が可能です。
当事務所の無料相談は、お電話では平日10〜22時、LINEやWebからは24時間365日受け付けています。詐欺被害で悩んでいる方は返金を諦めず、ぜひ一度ご連絡ください。