「TikTokで声をかけられ入金したが、詐欺ではないか」とお悩みではないでしょうか。
TikTokでの詐欺は手口が巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があります。
本記事ではTikTokで頻発する詐欺の手口や回避する方法、被害に遭ってしまった際の対処法を紹介します。
TikTokで頻発する詐欺の手口7選
TikTokで頻発する詐欺の手口は、以下の7つです。
- 有名人のなりすまし
- ゲームアカウントの売買
- アカウントの乗っ取り
- フィッシング詐欺
- ボットアカウント詐欺
- 仮想通貨詐欺
- 情報商材やコンサル詐欺
大勢の方を騙すために手口が巧妙になり、多くの種類が存在します。詐欺の特徴を把握して自身を守りましょう。
有名人のなりすまし
TikTokで増加する詐欺の手口は有名人のなりすましです。
詐欺師は有名人になりすまし、商品販売やLIVE Giftingなどを通じてファンから金銭を騙し取ります。LIVE Giftingは、TikTokの生配信中に応援している有名人にお金を送れるシステムです。
公式の映像を一部盗み本人かのように投稿することで、金銭を騙し取ったり、フォロワーを増やしたりします。
安易に金銭を送ることはせず、信憑性のあるアカウントか疑う目を持つようにしましょう。
ゲームアカウントの売買
ゲームアカウントの売買も、TikTokで非常に増えている詐欺です。
希少なゲームアカウントやアイテムを安く購入できるとちらつかせ、金銭を騙し取る被害が報告されています。
入金してもゲームアカウントは入手できず、相手と音信不通になる危険があります。TikTokとは別のサイトへ移動を促され、指示に従うと自身のアカウントやゲームの通貨がなくなる被害も起こっており、注意が必要です。
貴重なゲームアカウントを安く受け取れることはありません。入金前に1度立ち止まって信頼できる相手か考えてみましょう。
アカウントの乗っ取り
第三者によるアカウントの乗っ取りも、TikTokに多い詐欺手口の一つです。
乗っ取られたアカウントは、不正アクセスによって詐欺や犯罪で利用されたり、個人情報が流出したりする危険があります。
TikTokの運営を名乗ってメッセージを送る詐欺師から、利用者の名前やメールアドレスなどの個人・アカウント情報を取得し乗っ取られる被害が起きています。
TikTokの運営を名乗る人物から連絡があった際は、メールアドレスの末尾が@tiktok.comであるか確認してください。
個人情報は厳重に管理し、自身のアカウントを守りましょう。
フィッシング詐欺
TikTokでは、ネット犯罪の一つであるフィッシング詐欺の手口も頻発しています。
フィッシングとは、メッセージでURLを送り付け、アカウント情報を要求するサイトへ誘導して個人情報を奪う犯罪行為です。
メッセージの送信先はランダムに選出されます。フォロワーの獲得や認証バッジ、スポンサー契約などの甘い話を持ち掛けて、詐欺サイトに案内するケースが増えています。
誤って個人情報を入力した場合でも悪用されないよう、2段階認証などを設定してセキュリティを強化しておかなければなりません。
ボットアカウント詐欺
TikTokで良く起きる手口は、ボットアカウント詐欺です。
ボットアカウントとは事前に設定した内容を実行するプログラムのことで、人間のようなやり取りや自動投稿ができます。
ボットの使用によって起こるリスクは、以下のとおりです。
- 個人情報を伝えてしまう
- 詐欺サイトに誘導され悪質なソフトウェアに感染する
ボットとやり取りを重ねて信頼関係を築いた利用者は、個人情報の提供や別サイトへの誘導を受け入れてしまう危険があります。簡単に相手へ自身の情報を与えないように警戒しましょう。
仮想通貨詐欺
TikTokでは、仮想通貨を使う手口の詐欺も横行しています。
仮想通貨はビットコインやリップルといった電子データでやり取りされるデジタル通貨のことで、暗号資産とも呼ばれます。
有名人や大企業を名乗って多額の利益が見込めると期待させ、大金を騙す取るケースも少なくありません。入金後投資の利益が出ていても、受け取りに高額な手数料を要求される場合もあり、金銭の入手は望めないでしょう。
うまい話を持ち掛けられても、大金取得が見込める可能性は低いため注意してください。
情報商材やコンサル詐欺
情報商材やコンサルを利用した詐欺の手口も、TikTokで増加傾向にあります。
TikTokで「有名になりたい」「稼ぎたい」と夢を追う方を狙い、甘い誘惑で金銭を要求します。TikTok利用者の投稿を褒めて油断させ、「成功を保証する」「高収入を得られる」と騙すことが、詐欺師の常套手段です。実際は偽の情報商材である場合が多く、簡単に有名になったり稼ぐノウハウを手に入れたりはできません。
知らないユーザーからのうまい話をすぐに信用せず、周囲に相談することが大切です。
TikTokでの詐欺を回避する方法
TikTokでの詐欺を回避する方法は、以下の4つです。
- 信頼できるアカウントか確認する
- うまい話にのらない
- 知らない人物から送られたURLを開かない
- プライバシー保護とセキュリティ強化を行う
詐欺の回避方法を知って自身の身を守ることで、TikTokを安全に楽しめるでしょう。
信頼できるアカウントか確認する
TikTokで詐欺を回避するには、信頼できるアカウントであるかの確認が大切です。
信頼できる相手か確かめる習慣をつけることで、知らない方からのうまい誘いを信じて裏切られるリスクを減らせます。
TikTokの公式アカウントには、認証バッジが付いています。認証バッジ付きのユーザーは、TikTokが適切なアカウントだと認めた証拠になるため比較的安全です。
認証バッジがない相手の場合は、プロフィールや投稿に怪しい点がないか確認してください。記載している話に矛盾がある場合は、検索エンジンから公式サイトの情報を調べ、精査することがおすすめです。
TikTokでは、信頼できるアカウントか確認してから交流する習慣をつけておきましょう。
うまい話にのらない
うまい話にのらないよう注意することで、TikTokの詐欺を回避できます。
詐欺師はさまざまなツールを駆使したり甘い話を餌にしたりして、TikTok利用者を騙そうとしてくるでしょう。魅力的な話で相手に興味を持たせ、個人情報や金銭の要求が目的である場合が大半です。簡単に儲けたり、無料や低価格で得する情報が手に入ったりすることは決してありません。
言葉巧みに騙そうとする詐欺師からは離れて、自身の資産や個人情報を守ることが大切です。
知らない人物から送られたURLを開かない
TikTokで詐欺を避けるためには、見知らぬユーザーが送ってきたURLを無闇に開かないようにしましょう。送られてくるURLが安全であるとは限りません。
添付されたURLを開くことにより、詐欺サイトに誘導されたりウイルスを仕掛けられたりする可能性があるため注意が必要です。詐欺師はURLから別のサイトにアクセスさせ、名前やログインパスワード、クレジットカードの番号といった個人情報を盗もうと企てています。
安全性のあるURLかどうかは口コミを検索し、情報を整理することで客観的に判断できます。常に警戒心を持ち、安全であるか確認する習慣をつけて、自身を守りましょう。
プライバシー保護とセキュリティ強化を行う
TikTokで詐欺を回避したい場合は、プライバシーの保護やセキュリティ強化が重要です。
個人情報の流出により、詐欺に巻き込まれたり、アカウントが乗っ取られ犯罪に利用されたりする危険があります。
セキュリティ強化の設定はパスワードの複雑化と2段階認証の2点です。パスワードは使い回さずに大・小文字や記号を組み合わせて新しく作ることが重要です。2段階認証を行うことで、ログイン時にパスワードに加え、認証コードの入力が必要になり安全性を高められます。
自身の個人情報を守るため、セキュリティの強化を心がけましょう。
TikTokで詐欺被害に遭った際の相談先
TikTokで詐欺に遭った際の相談先は、以下のとおりです。
- TikTokの運営
- 国民生活センター
- 警察
- 弁護士
適切な場所に相談し、早期に行動することで被害回復の確率が高まります。それぞれ詳しく解説します。
TikTokの運営
詐欺に遭った場合は、TikTokの運営に相談しましょう。被害事例の報告をもとに運営が対応することで、ほかのユーザーへの被害を食い止め、TikTokの安全が保たれます。
詐欺が続出するTikTokでは、利用者の個人情報の保護とプラットフォームが安心して使われるよう活動を強化しています。
運営に報告する場合は、TikTokのアプリ内にある「詐欺行為」から連絡が可能です。連絡する際は、詐欺被害ややり取りの内容など詳細な情報の提供が大切です。詳細な情報があると、運営側も事態の状況を把握して迅速に対応できます。
国民生活センター
TikTokで詐欺に遭った際は、相談先の一つに国民生活センターがあります。
国民生活センターは消費生活に関するトラブルを相談し、専門相談員からアドバイスの助言を受けられる機関です。国民生活センターには日々、詐欺被害の相談が多く寄せられており、解決事例や対処法の情報が集まっていることも心強い点です。
被害の状況や必要に応じて、専門の相談機関を紹介してくれます。
国民生活センターが近くにない際は、消費者ホットライン「188」に電話をすると、最寄りの消費者生活センターに引継がれます。気軽に問い合わせてみましょう。
警察
警察も、TikTok詐欺に遭った際の相談先の一つです。
正確な証拠を提示し詐欺であると確定された場合は、刑事事件として捜査が開始され、犯人逮捕に繋がる可能性があります。詐欺師は公の場で騒ぎを起こされることを拒むため、返金に応じるかもしれません。
必ず刑事事件として取り扱われるわけではありませんが、警察は詐欺被害について豊富な知識を持っています。詐欺の専門知識がある警察から、解決に向けたアドバイスや協力を仰ぐことが可能です。
警察まで出向くことに戸惑いがある方は、警察相談専用電話「#9110」にかけると被害に応じたアドバイスをしてもらえます。一度利用してみましょう。
弁護士
TikTokで詐欺に遭った方は、弁護士への相談が最もおすすめです。詐欺事案の実績や専門知識がある弁護士事務所であれば、解決に向けた方法を熟知しているため、迅速に対応してくれます。
弁護士が被害者に代わり、銀行口座凍結や民事訴訟の手続き、返金交渉などを行います。問題解決していくための必要書類は、複雑かつ専門的な知識が必要になり、被害者だけで進めるには困難です。詐欺に遭い気分が落ち込んでいる方も、サポートする弁護士がいると心身共に救われることでしょう。
早期に詐欺被害回復に向けた行動を取ることで、相手に逃亡や証拠隠滅の時間を与えずに済むため、スムーズな問題解決に繋がります。
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TikTokで詐欺に遭った際は当事務所へ
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