ワンルームマンション投資詐欺に注意!手口と対策方法を紹介

ワンルームマンション投資詐欺に注意!手口と対策方法を紹介 投資詐欺

資産運用への関心が高まるなか、ワンルームマンション投資詐欺が急増中です。

本記事では、ワンルームマンション投資詐欺の手口と被害に遭わないための対策方法を解説します。おすすめの相談先も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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ワンルームマンション投資詐欺の手口

ワンルームマンション投資詐欺の手口

ワンルームマンション投資詐欺の手口には、以下の7つがあります。

  • 手付詐欺
  • 価格吊り上げ詐欺
  • デート商法
  • 入居状況詐欺
  • サブリース詐欺
  • 二重譲渡詐欺
  • 海外不動産投資詐欺

 
手口を知り、悪質な詐欺を避けられるようにしましょう。

 

手付詐欺

ワンルームマンション投資詐欺の手口の一つに、「手付詐欺」があります。手付金を支払ったのにもかかわらず、不動産の引き渡しが行われません。詐欺師は手付金を奪って逃げてしまうでしょう。

手付金は購入意思を示すためのお金であり、一般的にローン契約を結ぶ前に支払います。手付金は不動産価格の5〜10%が相場です。購入者が物件を確保するために急いで支払うケースはありますが、売る側が正当な理由で急かすことはほとんどありません。

支払いを急かされる場合は詐欺の可能性があるため、注意しましょう。

 

価格吊り上げ詐欺

「価格吊り上げ詐欺」もワンルームマンション投資詐欺の手口の一つです。不動産価格を相場よりも高く見積り、購入者に提示します。

購入者が高すぎると感じないよう、巧みに説得します。「ローン完済後に同程度の価格で売却すれば結果的に儲かる」「ローンが終われば家賃収入で黒字になる」といった文言は常套句です。

正確な収支は、税金や諸費用も含めて計算しなければわかりません。マンションを所有するうえで、ローン以外に必要となる主な費用は以下のとおりです。

税金関係 印紙税、不動産取得税、固定資産税
手数料関係 登記費用、仲介手数料
メンテナンス関係 マンションの管理費や修繕積立金、リフォーム費用

根拠なく儲かるという甘い言葉に耳を傾けないでください。

 

デート商法

ワンルームマンション投資詐欺の手口の一つである「デート商法」にも気を付けましょう。マッチングアプリやSNSなどで知り合って恋愛感情を持たせたのち、2人の将来のためという理由で不動産投資に勧誘します。クーリングオフ期間を過ぎると突然連絡が取れなくなります。

デート商法の場合、知り合うきっかけの多くはSNSのダイレクトメッセージです。メッセージを重ね、信頼関係を築いたところを狙います。

知らない方からの突然の連絡には十分注意しましょう。

 

入居状況詐欺

「入居状況詐欺」もワンルームマンション投資詐欺の手口です。対象物件があるマンションにサクラを入居させて需要があると見せかけ、契約を有利に進めます。物件価格が相場より高くても不自然に感じにくいでしょう。家賃収入の証明書を偽装して提示するケースもあるため、見抜くことは非常に困難です。

サクラである偽の入居者は、契約締結後に退去します。見込んでいた家賃収入を得られず、購入者は不利益を被ります。

実際の入居者や管理人に確認して、自身でもリサーチすることが大切です。

 

サブリース詐欺

ワンルームマンション投資詐欺の手口の一つである「サブリース詐欺」にも注意してください。サブリース詐欺では、契約締結後に突如解除や変更を強要します。契約内容が口頭説明と書面で一致していないことも、詐欺被害に遭った方の共通点です。

家賃値下げやサブリース会社への手数料変更は今後の収支計画に大きく影響し、不動産オーナーの不利益につながりかねません。

サブリース契約書は素人が理解するには難しい部分が多くあります。契約時に信頼できるサブリース会社・担当者か確認するとともに、契約内容を専門家に相談してください。

 

二重譲渡詐欺

「二重譲渡詐欺」もワンルームマンション投資詐欺に見られます。一つの物件を異なる人物に対して二重に売却します。法律上、契約順ではなく登記の順番で所有権を主張できるため、費用を支払った場合でも不動産を取得できません。詐欺業者が逃亡するケースも多く、返金させることは困難です。

もう片方の購入者が詐欺業者の仲間であると立証できれば所有権を主張できますが、関係性を示すことは難しいと言えます。

不動産業者を挟まない直接取引で見られやすい手口のため、回避のためには手数料を惜しまずに仲介を依頼しましょう。

 

海外不動産投資詐欺

「海外不動産投資詐欺」もワンルームマンション投資詐欺の手口です。国外にある架空の不動産投資に勧誘し、複数の希望者から出資金を集めたのちに行方をくらまします。

インターネットで不動産情報を確かめようにも外国語では理解できないうえ、実際に海外まで行くことは困難です。業者と連絡が取れなくなって初めて詐欺に遭ったと気付く方が大勢います。

海外不動産への投資を考える際は、現地の不動産相場や法律の調査は必須です。不明点が多い場合は、海外不動産投資は避けてください。

 

ワンルームマンション投資詐欺を避ける方法

ワンルームマンション投資詐欺を避ける方法

ワンルームマンション投資詐欺を避けるためには、以下の方法が有効です。

  • 相場を把握する
  • 疑問点は必ず解決する
  • 不動産会社の言葉を鵜呑みにしない
  • 仲介不動産会社の実績を確認する
  • 自身でもキャッシュフローを計算する

 
急増している詐欺手口の被害に遭わないよう、しっかり確認しましょう。

 

相場を把握する

ワンルームマンション投資詐欺を回避する方法の一つが相場の確認です。物件の相場を事前に確認すると、高い見積りを出されても気付けます。

一般的に物件の相場は、立地や築年数、需要などに左右されます。同じエリアや類似物件の価格帯を参考にしてください。

相場を調べる際は、以下のような情報源を活用しましょう。

 
不動産紹介サイトは大手のものだけでなく、不動産投資に特化した「楽待」や「健美家」もおすすめです。

相場から著しくかけ離れた見積りを出された場合は、契約を見送ってください。

 

疑問点は必ず解決する

契約前にすべての疑問点を解決することも、ワンルームマンション投資詐欺対策の一つです。詐欺被害に遭いやすい方は「よくわからないけれど、プロが言っているから大丈夫」と考えがちです。少しでも疑問があれば納得するまで確認するか、自身で調べましょう。

担当者に尋ねる際は対応方法の確認も大切です。
以下の対応を取られた場合は取引しないでください。

  • 回答をはぐらかす
  • 根拠を示さずに大丈夫と言い張る

 
すぐに質問に答えられなかったとしても、誠実な担当者であれば「調べて後日回答いたします」といった返答になるはずです。

疑問・質問への対応も信頼できるかの判断基準になるため、積極的に確認しましょう。

 

不動産会社の言葉を鵜呑みにしない

ワンルームマンション投資詐欺に遭わないために、不動産会社の言葉を鵜呑みにしないでください。投資の知識が乏しいことにつけ込み、過剰にメリットを強調するケースがあります。

以下のような謳い文句に気を付けましょう。

  • 節税できる
  • ローン完済後は毎月家賃収入が得られる
  • 売却すれば生命保険代わりになる
  • 保証があるから家賃は下がらない
  • 利回りが高いため儲かる
  • 将来的に物件の価値は必ず上がる
  • クーリングオフできる
  • 頭金は必要ない

 
上記はすべてが間違いではないものの、物件条件や将来的な需要、購入者の年収によって変わるため、必ずしも利益が出るとは言えません。

甘い言葉を鵜呑みにせずに、明確な根拠を説明するよう伝えてください。

 

仲介不動産会社の実績を確認する

仲介不動産会社の実績を確認することでワンルームマンション投資詐欺を回避できます。

実績は、以下の項目で確認しましょう。

  • 設立から10年前後経っているか
  • 業績は好調か
  • 口コミやお客様評価は良いか
  • 仲介実績数は多いか
  • 行政処分歴がないか
  • 宅地建物取引業の免許登録があるか

 
口コミや評価を会社の公式サイトで確認する際、悪い意見も載せている企業はより信頼性が高いと言えます。宅地建物取引業の免許登録有無については国土交通省の公式サイトで確認可能です。登録がない場合は詐欺業者の可能性が高いため、取引は避けましょう。

信頼できる仲介不動産会社を選別し、ワンルームマンション投資についてのアドバイスを受けてください。

 

自身でもキャッシュフローを計算する

ワンルームマンション投資詐欺に遭わないために、自身でもキャッシュフローを計算しましょう。キャッシュフローとは資金の出入りをまとめたもので、計算することで業者の言葉の信憑性を判断できます。

キャッシュフローの簡易的な求め方は、以下のとおりです。

    キャッシュフロー=年間家賃収入-(ローン返済額+運営経費+税金)

 
キャッシュフローが15万円であれば年間あたり15万円の黒字、というようにおおよその利益が把握可能です。

「今は赤字でもローン完済後は利益を得られる」と言われた際にも、自身で計算すれば信用に値するかがわかるでしょう。納得した判断ができるように、計算方法を覚えておいてください。

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ワンルームマンション投資詐欺の相談先

ワンルームマンション投資詐欺の相談先

ワンルームマンション投資詐欺に遭った際の相談先として、以下の2つをおすすめします。

  • 不動産保証協会
  • 弁護士

 
投資詐欺では犯人が逃げてしまうケースも多くあります。出資金を取り戻したい方は、一刻も早く詐欺解決の専門家である弁護士に相談しましょう。

 

不動産保証協会

ワンルームマンション投資詐欺の相談先の一つに、不動産保証協会があります。不動産保証協会とは、宅建業を事業とする企業が会員となっている団体です。

不動産会社が倒産して手付金が戻ってこないといった、購入者側に損失が出た際に代理で弁済を行います。トラブルが生じた際は相談しましょう。

不動産保証協会は行政機関ではないため、法的措置はとれません。取引をした相手が宅建業者でない場合も不動産保証協会の対応は望めないことから、弁護士への相談が必要です。

 

弁護士

弁護士はワンルームマンション投資詐欺の相談先として非常に頼りになる存在です。取引相手が宅建業者であるかにかかわらず対応でき、投資詐欺に関するさまざまなトラブルを解決します。

弁護士は法的手続きによって被害金の回収をしたり、詐欺業者との交渉を有利に進めたりできます。個人で詐欺業者と連絡する場合、相手から脅迫される可能性があり非常に危険です。弁護士に依頼することで心理的な負担も軽減できます。

無料相談を実施している事務所も多く見られます。不動産投資詐欺の解決実績が豊富な弁護士に依頼しましょう。

 

ワンルームマンション投資詐欺は当事務所へ

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