「最近よく耳にする、なりすましって何だろう」「なりすましをされているかもしれない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
近年はなりすまし詐欺の手口が巧妙化しており、被害も多いため注意が必要です。本記事では、なりすまし詐欺の手口や目的について詳細に解説しています。
対策方法や相談先について記載しているため、なりすましの被害にお悩みの方は参考にしてください。
「なりすまし」とは
なりすましとは、第三者が悪意を持って特定の人物を装い、ターゲットとコミュニケーションを取ることをいいます。詐欺師は警察官や銀行職員などを偽り、ターゲットとコミュニケーションを図ります。あたかも本人であるかのように振舞い、ターゲットを信じ込ませて金銭を騙し取ることが狙いです。
なりすましは一般人が巻き込まれることも多く、SNSのアカウント乗っ取りも当てはまります。なりすましの目的は金銭を騙し取るだけでなく、個人情報の流失や愉快犯といったさまざまなパターンが存在します。
なりすまし詐欺の手口
なりすまし詐欺の代表的な手口は、以下の3つです。
- フィッシング詐欺
- ブルートフォースアタック
- ソーシャルエンジニアリング
なりすまし詐欺は年々手口が巧妙化しており注意が必要です。代表的な手口について、詳細を解説していますので参考にしてください。
フィッシング詐欺
なりすまし詐欺の代表的な手口にフィッシング詐欺があります。
フィッシング詐欺とは、不正にプログラムされた偽サイトをメールやSNSのDMで不特定多数の方に送り個人情報を盗む手口をいいます。詐欺師から送られてきた偽サイトは実在する企業のHPと類似して制作されており、気づかずに個人情報を入力してしまう方が大勢います。
詐欺師はフィッシング詐欺で得た個人情報を悪用し、クレジットカードやSNSへ不正ログインを行います。クレジットカードの不正利用や、SNSのアカウント乗っ取りといった悪行が目的です。
ブルートフォースアタック
なりすまし詐欺の代表的な手口には、ブルートフォースアタックが挙げられます。
ブルートフォースアタックとは、パスワードを突破するためにあり得るパターンすべてを入力し続ける方法です。4桁のパスワードであれば1万通りのパターンが存在しますが、すべてを入力することで力任せに不正ログインを試みます。
あり得るすべてのパスワード入力を人間が手作業で行なうと、膨大な労力と時間が必要ですが、コンピューターに任せることで効率化が可能です。コンピューターの不正プログラムを設定すると、パスワードを力任せに突破するブルートフォースアタックが行えます。
ソーシャルエンジニアリング
ソーシャルエンジニアリングも、なりすまし詐欺の代表的な手口の一つです。
ソーシャルエンジニアリングとは、人間の思い込みや油断といった脆弱性を狙った攻撃方法です。電話やメールでターゲットの関係者になりすまし、パスワードや個人情報を聞き出す手口が挙げられます。
パスワードを入力している画面を除き見たり、ゴミ箱から個人情報が記載された書類を漁ったりすることも、ソーシャルエンジニアリングの手口です。ソーシャルエンジニアリングの攻撃を避けるには、常に警戒心を怠らないことが必要です。
以下の記事では、なりすまし詐欺の代表的な手口と対処法について詳しく解説しています。
なりすまし詐欺についての理解がより深まりますので、本記事と合わせてご覧ください。
「なりすまし」をする詐欺師の目的
なりすましをする詐欺師の目的は、以下の3つです。
- 金銭目的
- 個人情報の流失目的
- 愉快犯
詐欺師が誰かになりすますことは手段であって目的ではありません。なりすまし詐欺の目的はさまざまですが、可能性が高いものについて詳細を解説していきます。
金銭目的
なりすましをする詐欺師の目的の大半は金銭を騙し取ることです。
詐欺師は不正ログインでターゲットになりすまし、クレジットカードを使用してお金を引き出したりショッピングをしたりします。金銭目的のSNSのアカウント乗っ取りは、友達登録されているアカウントにDMを送り、プリペイドカードの購入を促し金銭を騙し取る手口です。
なりすまし詐欺の最大の目的は金銭を騙し取ることであり、詐欺師はクレジットカードや銀行口座などの重要なパスワード情報を狙っています。なりすまし詐欺が疑われた場合、クレジットカードの不正利用や口座から勝手にお金が引き出されていないか確認しましょう。
個人情報の流失目的
個人情報の流出も、なりすましをする詐欺師の目的の一つです。
詐欺師は悪徳業者やダークウェブに売るため、ターゲットの氏名や連絡先などの個人情報の抜き取りを狙っています。
詐欺師がSNSで大手企業になりすまし、プレゼント企画を行なうことで多くのユーザーから個人情報を盗み出したケースもあります。クレジットカード番号やパスワードといった個人情報を入力する際には、本当に信頼できる相手なのか確認することが重要です。
愉快犯
なりすましをする詐欺師の目的には愉快犯的な思想も含まれます。
愉快犯とは、人や社会が慌てふためく様子を見たいがために行なう犯罪のことです。詐欺師はSNSでアカウントを乗っ取り、嘘の情報や不名誉な発言を流すことでユーザー本人や周囲の方を困らせ楽しみます。
詐欺師は大手企業や有名人になりすますこともあり、ターゲットのイメージ・信用を損なう発言を繰り返して世間からの評判を下げます。なりすましのターゲットにされた大手企業や有名人が、詐欺師の立ち回りにより通常の活動に悪影響が出てしまうケースもあるでしょう。
なりすまし詐欺の対策方法
なりすまし詐欺の対策方法は、以下の3つが効果的です。
- 不審なメールやリンクは開かない
- 2段階認証を取り入れる
- 複雑なIDとパスワードを設定
各対策方法の詳細を解説していますので、なりすまし詐欺の被害に遭わないよう参考にしてください。
不審なメールやリンクは開かない
なりすまし詐欺の対策方法は、不審なメールやリンクを開かないことです。
詐欺師はフィッシング詐欺を仕掛けるために、不特定多数のターゲットにメールやSNSのDMを送りつけます。フィッシング詐欺を避けるため、身に覚えのないアドレスや送り主の分からないメッセージ、誤字脱字が多いメールは開かないようにしましょう。
不審なメールを開封しても、記載されたURLや添付ファイルには触れないことを推奨します。フィッシング詐欺のメールも巧妙化されており、一目見ただけでは本物と見間違えるほどの作りをしているため注意が必要です。
2段階認証を取り入れる
なりすまし詐欺の対策方法には、2段階認証を取り入れることが挙げられます。
2段階認証とは、IDやパスワード以外にセキュリティコードやアプリでログイン確認を行い、安全性を高める仕組みです。2段階認証を取り入れることで、詐欺師がIDやパスワードを取得していた場合でも追加の認証を突破できず、なりすましを防げます。
2段階認証を取り入れずIDとパスワードの単一認証の場合、不正ログインやなりすましの被害に遭う可能性は高いでしょう。2段階認証はSMSや音声通話、メールによる方法が多く、複雑な手続きでないため必ず設定することを推奨します。
複雑なIDとパスワードを設定
なりすまし詐欺の対策方法は、複雑なIDとパスワードを設定することも有効です。
詐欺師はブルートフォースアタックであり得るパターンのパスワード情報を入力し、不正ログインを試みます。IDやパスワードは文字数が多く、意味の持たないランダム性のある複雑な設定にすることで、ブルートフォースアタックで突破されるリスクを減らせます。
複雑なIDとパスワードにしたからといって、複数のサービスで使いまわすことは避けましょう。一種のIDとパスワードが盗まれた場合に、他のサービスでも不正ログインをされる可能性が高まります。
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なりすましの詐欺被害に遭った際の相談先
なりすましの詐欺被害に遭った先の相談先は、以下の3つです。
- 国民生活センター
- 警察
- 弁護士
各機関の特徴、相談した際のメリットを解説しています。なりすまし詐欺の被害に遭い、相談先をお探しの方は参考にしてください。
国民生活センター
なりすまし詐欺の被害に遭った際の相談先に国民生活センターがあります。
国民生活センターは消費生活に関するさまざまな問題を受け付けており、なりすまし詐欺の被害についても相談を行えます。専門の相談員が詐欺事案解決へ向けた助言や、専門機関への紹介を行なっており相談料は無料です。
お近くの国民生活センターが分からない方は、「消費者ホットライン」188に電話をすることで案内してもらえます。相談機関の守秘義務によって、相談内容が第三者に知られることはないため、安心して利用してみてください。
警察
なりすまし詐欺の被害に遭った際の相談先として警察も挙げられます。
警察になりすまし詐欺の被害を相談し、被害届を提出することで捜査が開始され、犯人逮捕が期待できます。詐欺被害に遭った可能性があるが、確信が持てず悩んだり、不安に感じたりしている方は警察相談専用電話「＃9110」番の利用がおすすめです。警察相談専用電話「＃9110」にかけることで、最寄りの地域を管轄する警察機関の相談窓口に繋がります。
警察に被害届を提出しても、詐欺の証拠や情報が不十分であれば受理されない可能性もあります。
弁護士
なりすまし詐欺の被害に遭った際の相談先は、弁護士がおすすめです。
弁護士になりすまし詐欺に遭ったことを相談すると、被害回復に向けて必要な行動についてアドバイスが得られます。詐欺師との交渉や訴訟といった複雑な手続きが必要な内容も、弁護士であれば任せることが可能です。
弁護士になりすまし詐欺の相談をする際、特殊詐欺に強い事務所を探すようにしましょう。弁護士にも得手不得手があるため、なりすまし詐欺の事案解決の実績がある事務所に依頼すると、よりスムーズな被害回復が期待できます。
なりすましの詐欺被害は当事務所にご相談を
なりすましの詐欺被害に遭った際は、ぜひ一度当事務所にご相談ください。
当事務所は詐欺に関する返金実績が豊富なため、なりすまし詐欺の被害回復にもスピーディーに対応いたします。秘密厳守を徹底しているため、第三者に知られることなく手続きが行えますので、お気軽にご相談ください。
ご相談は正式に着手するまでは何度でも無料で受け付けており、電話・メール・LINEで対応しています。なりすましの詐欺被害に遭ったとお一人で悩まず、被害回復に向けて、まずは当事務所の無料相談をご利用ください。
