FX詐欺の手口8選!被害に遭わないための対策や相談先

FX詐欺の手口8選!被害に遭わないための対策や相談先 海外FX・仮想通貨詐欺

近年、FX(外国為替証拠金取引)を利用した詐欺が増加しています。FXは少額から大きな利益を獲得でき、幅広い世代から注目されている投資です。

大きな利益が獲得できる一方、「儲けたい」と考える消費者の心理につけ込んだFX詐欺も横行しています。

FX詐欺に遭わないためには、手口や怪しい業者の見分け方、対処法について理解を深めましょう。FX詐欺に遭った場合の相談先についても解説します。

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FX詐欺の代表的な手口8選

FX詐欺の代表的な手口

FX詐欺の代表的な手口は、以下の8つです。

  1. 悪質な自動売買を利用する
  2. 偽アプリを使用させる
  3. セミナーで勧誘する
  4. SNSで儲かっているアピールをする
  5. 資産代行運用を偽る
  6. 恋愛感情を悪用する
  7. クーリングオフに応じない
  8. 無料を謳った勧誘

 
詐欺師はさまざまな手口でターゲットからお金を騙し取ろうとします。代表的な手口を覚え、詐欺被害を未然に防ぎましょう。

 

悪質な自動売買を利用する

FX詐欺師は悪質な自動売買ツールを販売する手口を使用して、ターゲットからお金を騙し取ろうとします。悪質な自動売買ツールの特徴は、以下のとおりです。

  • 効果がまったく出ない
  • 収益結果を改ざんしている
  • 期間限定・数量限定を謳っている

 
詐欺師は「無料」「儲かる」などの謳い文句で自動売買ツールの購入・使用を迫りますが、最終的には何かにつけて費用を請求してきます。

自動売買ツールを利用したFX詐欺の手口は頻繁に行なわれているため、事前にインターネットで評価や口コミを確認しましょう。「詐欺」「悪質」などと不審な口コミを見つけた際はツールの利用を控えると、被害に遭うリスクを防止できます。

 

偽アプリを使用させる

FX詐欺師は、以下のように偽アプリを使用させる手口を使用します。

  1. 投資家に近づき偽アプリの勧誘を行なう
  2. 少額投資をさせて架空の利益を表示させる
  3. 実際に出金させて偽アプリを信じさせる
  4. さらなる投資をさせる
  5. 利益を引き出そうとするとアプリが使用できなくなる
  6. 結果的に出金できずに終わる

 
利益を出金しようとする際「税金・手数料の支払いが必要」と架空の費用を請求されるケースもあるため、注意が必要です。

偽アプリの勧誘はSNSやマッチングアプリ上で、「儲かる」「少額投資可能」などの謳い文句とあわせて行なわれるケースがほとんどです。信頼できる人物からの勧誘であっても、相手の発言に不審点がないか確認し、慎重に利用を検討しましょう。

 

セミナーで勧誘する

詐欺師は、セミナーを開催してFX詐欺の手口をはたらくケースがあります。

詐欺師が開催するセミナーは、「必勝法」「絶対に勝てる」などとFX投資のメリットばかり強調してくる特徴があります。「知人に紹介されたセミナーだから心配無用」とは限らず、身近な人物からの勧誘にも詐欺のリスクが潜んでいるため注意が必要です。

最悪の場合、セミナー中に無理やり自動売買ツールの購入や不当な契約を迫ってくるケースがあります。

開催されるセミナーや講師の評価を事前に調べ、安全性を確かめたうえで参加することで詐欺のリスクを大幅に減らせるでしょう。

 

SNSで儲かっているアピールをする

FX詐欺師はSNSで儲かっているアピールをして、投資家から注目を集める手口を使用します。

詐欺師は「絶対に儲かるから」と投資家を煽り、マイナンバーカードや運転免許証などの個人情報を騙し取ろうとしています。詐欺師に個人情報を渡してしまうと、犯罪に利用されたり詐欺師間で情報が共有されたりして、お金を騙し取る手口に悪用されかねません。

詐欺師は、過大表現をした広告や投稿で集客しようとしています。LINEや、インスタグラムなどのSNSで、儲けを大々的にアピールしているFX業者は詐欺の可能性があるため注意しましょう。

 

資産代行運用を偽る

FX詐欺師は、以下のような資産代行運営(ファンド)を偽った手口を使用します。

  1. 「必ず儲けを出すため代わりに資産運用します」と勧誘する
  2. 何度か利益を支払ってターゲットを信用させる
  3. 多額の追加投資をさせお金を騙し取る

 
資産代行運用を語る詐欺師は、公的機関のような名称を名乗り「未公開株」「私募債」による取引を勧誘する特徴があります。「金融庁から許可を受けている」と偽り、ターゲットに近づく点も特徴の一つです。

近年では特に、「プロ向けファンド」を名乗る詐欺師からの被害が相次いでいます。「プロ向けファンド」は証券会社や銀行向けのファンドを指し、一般人向けではありません。

仮に「金融庁から許可を受けている」と言われた場合でも、プロ向けファンドを謳った勧誘をされたら詐欺を疑って良いでしょう。

 

恋愛詐欺の一環としてFX詐欺の勧誘をする

近年、マッチングアプリやSNSで交際関係を構築してからFX詐欺に誘導する手口が多発しており、若者を中心に被害が絶えません。

恋愛を装った手口を働くFX詐欺師には、以下の特徴があります。

  • 早く恋愛関係になるために急接近してくる
  • 何かにつけてお金が足りないと主張してくる
  • 将来のために投資をしとうようと勧誘してくる

 
「SNSやマッチングアプリで知り合った相手からの投資勧誘は詐欺」、という認識を持ち、被害を未然に防止しましょう。

 

クーリングオフに応じない

FX詐欺師は、クーリングオフに応じない手口を使用します。クーリングオフは特定商取引法に明記されている、消費者が業者に対して契約の解除を請求する制度です。

クーリングオフの対象となっている取引と期間は、以下の表のとおりです。

取引 期間
  • 訪問販売
  • 電話勧誘販売
  • 特定継続的役務提供
  • 訪問購入
申込書面もしくは契約書面を受け取ってから8日以内
  • 連鎖販売取引
  • 業務提携誘引販売取引
申込書面もしくは契約書面を受け取ってから20日以内

クーリングオフの適用の可否判断や質疑は、消費生活センターへ問い合わせをして確認できます。

クーリングオフに該当する取引であるにも関わらず契約解除の手続きができない場合は、消費者センターや弁護士に相談すると良いでしょう。

 

無料を謳った勧誘

以下のように、無料を謳った勧誘からお金を騙し取ろうとするFX詐欺の手口があります。

  1. 「口座開設の手数料が不要」と投資家を勧誘する
  2. 利益を出金する際に条件を提示して手数料を請求する

 
初心者の投資家やFXの知識を持っていない方をターゲットにした手口であるため、「無料」を謳った勧誘には注意しましょう。

 

FX詐欺の手口の見分け方

FX詐欺業者の見分け方

FX詐欺業者の見分け方は、以下のとおりです。

  • メリットばかり強調している
  • 怪しいSNSアカウントである
  • 判断を急かしてくる
  • 高額な商材をすすめられる

 
FX詐欺を行う業者に見られる特徴的な言動を覚えておきましょう。

 

メリットばかり強調していないか

FX詐欺師は、以下のような文言でメリットを強調しターゲットを陥れる手口を使用します。

  • 「絶対に儲かる」「あなただけに教える」
  • 「高利率」「元本保証」
  • 「無料で口座開設可能」「維持管理費が不要」

 
FXや投資は常に価値が変動する不確実性の性質を持つため、絶対に儲かると断言できません。しかし、詐欺師は「絶対」「必ず」「儲かる」などという言葉で、FXや投資の勧誘をしてきます。

プロの投資家の勧誘であれば、メリットだけでなくリスクまでもしっかりと説明してくれることが一般的です。メリットばかり強調し、投資に対するリスク説明を行なわない勧誘を受けたら、詐欺を疑い話に応じないようにしましょう。

 

SNSのアカウントに不審点はないか

FX詐欺を働く手口を見分ける方法に、SNSアカウントに不審点はないか確認する方法があります。SNSやマッチングアプリを通じてFXの勧誘を受けた際は、相手のアカウントに以下のような不審点や特徴がないかを確認してください。

  • 美人・格好いいプロフィール画像を設定している
  • 医者・軍人・パイロットなどの職業を名乗っている
  • 「将来のために投資しよう」と言われた

 
挙げた点は、SNSやマッチングアプリで恋愛感情を悪用して投資・FX詐欺に陥れようとする詐欺師の特徴です。

投資・FX詐欺は、SNSやマッチングアプリ上で恋活・婚活をしている人間がターゲットにされるケースがあるため、注意が必要です。

 

判断を急かしてくるか

FX詐欺業者は、「期間限定」「あと1点」などとターゲットを煽って判断を急かしてきます。判断を急かすのは、時間が経って商品を忘れられたり、購入を考え直されたりしないようにするためです。

購入者を急かす煽り文句を使用して販売される商材やツールは、詐欺である可能性が高いため購入することは避けましょう。

FXをはじめとする投資はリスクがあり、焦ったままの判断は危険です。一人で判断せず、怪しいと感じたら購入や入金をする前に周りの方に相談しましょう。

 

高額な商材をすすめられたか

高額な商材をすすめてくる場合は詐欺を疑ってください。

「高額な商品ならば利益がもたらされる」と相手に思わせようとする手口を使用します。高額な料金を払って購入した商材やツールであるにもかかわらず、まったく役に立たない中身だったケースもあるため注意しましょう。

なかには支払うお金がないと断っても、借金をさせてまで購入させようとする詐欺業者もいます。「成功しないのは商材を買わないからだ」と言って不安を煽ってくる相手は、詐欺師の可能性が高いです。

 

FX詐欺被害を防ぐための対策

FX詐欺被害を防ぐための対策

FX詐欺被害を防ぐには、以下の対策をしましょう。

  • 金融庁の登録業者か確認する
  • 高収益を保証する誘いに乗らない
  • フォワードテストを確認する
  • 有料ツールを避ける

 
対策方法を理解すれば、安全にFXを利用できるため詐欺被害から身を守れます。

 

金融庁の登録業者か確認する

FX取引をする際には、相手が金融庁の登録業者であるか確認しましょう。

日本国内の顧客相手に、FXをはじめとする金融商品やサービスを扱う業者は、国内外問わず金融庁の登録が必要です。金融庁の登録には投資者保護のための管理体制が必要であり、無登録業者は安全が保証されない可能性があります。

登録済みの正式な業者であるかは、金融庁のHPで確認可能です。取引を行ったり、商品を購入したりする前に必ずチェックしましょう。

参考:いわゆる外国為替証拠金取引について|金融庁

 

高収益を保証する誘いに乗らない

高収益を保証して勧誘するFX業者は詐欺の危険があるため、避けなければなりません。

高収益を保証していても単なる嘘であったり、都合の良い結果だけを見せていたりする可能性が高いといえます。

FXをはじめとする投資において、利益が完全に保証されている商品はありません。デメリットを明かさずにメリットばかり強調する手口も、詐欺の常套手段です。

FXに投資する場合は正しい知識を身につけ、リスクを負う必要がある点をしっかりと理解しましょう。

 

フォワードテストを確認する

FX詐欺を防ぐ対策にフォワードテストを確認する方法があります。

フォワードテストとは、将来の値動きを用いて実際のプログラムでFX取引を検証する方法です。過去の実績ではなく、現在の相場における収益性をチェックできます。

業者がフォワードテストの公表を拒否している場合は、FX詐欺である可能性が高いため警戒が必要です。

ただし、フォワードテストは予測であり、予想外の状況が発生する場合がある点には留意しましょう。

 

有料ツールを避ける

有料ツールを避ける意識もFX詐欺を防ぐ対策として有効です。

高額な値段を支払って有料ツールを購入したとしても、必ず利益増加に繋がるわけではありません。実際に無料ツールを使って利益を上げている方も存在します。

詐欺師は初心者の知識不足に付け込み、派手な宣伝で高額ツールを売りつけようとします。特に数十万円もするようなツールを紹介する業者を見つけた場合、詐欺を疑ってください。

有料ツールを避け、FX被害に遭うリスクを減らしましょう。

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FX詐欺に遭った場合の相談先

FX詐欺に遭った場合の相談先

FX詐欺に遭った場合の相談先は、以下のとおりです。

  • 消費生活センター
  • 適格消費者団体
  • 金融サービス利用相談室
  • 警察
  • 弁護士

 
FX詐欺に気づいた場合、極力早く専門家に相談する行動が必要です。相談先を知っておくことで被害に遭った際に冷静に対処できます。

 

消費生活センター

FX詐欺に遭った際の相談先の一つが消費生活センターです。

消費生活センターは、FXを含む商品やサービスなどに関するトラブルの相談に対し、アドバイスや専門機関への案内を提供しています。

消費者ホットライン(局番なし188)は、最寄りの消費生活センターの相談窓口に案内してくれる全国統一番号です。消費生活センターが閉所している土日や祝日には、国民生活センターへ繋ぐ方法で補完しており、受付時間内であれば年末年始を除く毎日利用可能です。

参考:消費者ホットライン|消費者庁

 

適格消費者団体

FX詐欺の手口に騙された際の相談先として、適格消費者団体が挙げられます。

適格消費者団体は、消費者の権利を守るための機関として活動している団体です。消費者の権利の侵害が懸念される場合、事業者に対し差止請求権を行使して行為をやめさせられます。詐欺行為を行う事業者に対しても差止請求権を行使でき、消費者の権利を侵害する相手に対しては法的手続きも可能です。

FX詐欺に遭ったら、適格消費者団体に相談してみると良いでしょう。

参考:全国の適格消費者団体一覧|消費者庁

 

金融サービス利用者相談室

FX詐欺に遭った際の相談先に、金融庁が設置している金融サービス利用者相談室があります。

金融サービス利用者相談室では、利用者と業者間のトラブルがあった際に適切なアドバイスをしてくれます。ただし、あくまで相談へのアドバイスを行う機関であり、業者のあっせんや仲介などは対応範囲外です。

電話では平日10〜17時、HPやファックスでは24時間問い合わせを受け付けています。不安や疑問があれば金融庁のHPを確認のうえ、金融サービス利用者相談室を利用してみましょう。

参考:金融サービス利用者相談室 皆様の「声」をお寄せください!|金融庁

 

警察

FX詐欺の手口に騙された際は、警察に被害届を提出する手段があります。

警察が被害届を受理すると、詐欺師の捜査・逮捕に向けて動いてくれたり、被害者がとるべき対処法についてアドバイスしてくれたりします。

ただし、警察は民事不介入の原則があるため、詐欺罪と認められない詐欺被害の場合、被害届を受理してもらえない点には注意しましょう。被害届を受理してもらえない場合は弁護士同伴で警察へ行くと、被害状況を正確に伝えられ、詐欺罪と認められる可能性が高まります。

 

弁護士

FX詐欺に遭った場合は弁護士への相談がおすすめです。

被害金を取り戻す可能性を高めるためには、法律の専門家である弁護士の知識と経験に基づいた対応が必要です。

弁護士に相談することで、返金の可能性を判断してもらったり、今後の対応のアドバイスを受けたりできます。業者との交渉や裁判所手続きの代行などの対応を一任できるため、被害者の負担が軽くなります。

弁護士を選ぶ際は、FX詐欺を得意分野としている事務所を検討しましょう。

 

FX詐欺の被害は当事務所へご相談を

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